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女神たちはたくましく、したたか。

この間、ゼウス(木星)の子供たちは楽しそうだと書きましたが・・・
・・・撤回します・・・・。
そこは神話。
読み進めていくと、生々しい人間(神?)模様が浮かび上がってきました。

それにしても、女性たちはたくましく、したたかですね。
(生々しいので、気分の悪くなる方はお控えください)

ガイア(ウラノス天王星の妻)は、
ウラノス(天王星)が、ふたりの間に生まれた怪物のような子供たち(ヘカトンケイレスという百腕の怪物が多かった)を気に入らず、
タルタロスという穴の中に放り込んでしまったことに怒り、
息子たちに利鎌を渡して、父を殺すようけしかけます。
しかし、誰も父を恐れてそれができません。
末の息子クロノス(土星)だけが、母の求めに応じて父の陽物を切り落として殺害します。

その切り落とした陽物を海に投げ、そのあぶくの中から「アフロディーテ(金星)」が生まれます。また、したたった血から「復讐の3女神」が生まれます。

ガイアが、息子たちに父殺害をけしかけたというあたり、したたかさを感じますネ。

そのクロノス(土星)は、怪物の兄弟たち(ヘカトンケイレス)が疎ましくなり、
父がしたのと同じようにタルタロスの穴の中に捨ててしまいます。
そして、自らも息子に殺されることを恐れて、
自分の子供たちを次々と丸飲みしてしまいます。

そこでクロノスの妻レアは、義母であるガイアに知恵をもらい、
末の子ゼウス(木星)を、わからないようにして産み、
石を布でくるんだ物を赤子だと偽ってクロノスに飲み込ませます。

ここでもガイアと嫁レアとが組んで、クロノスをだまします。したたかです。。

成長したゼウス(木星)は、父クロノスに吐薬を飲ませて自分の兄姉たちを吐き出させて救い出します。
そして、ゼウス(木星)、プルトーン(冥王星)、ポセイドン(海王星)の兄弟は協力し、
クロノス(父)たちの軍と戦って勝ち、クロノス軍をタルタロスの穴に閉じ込めました。

このときに知恵を貸したのもガイア(祖母)。
ガイアは、タルタロスの穴に閉じ込められている怪物(ガイアにとっては我が子)を味方につければ戦いに勝つと教えました。
(しかし、自分を夫から救ってくれた息子クロノスより、孫のゼウスの味方をしたのですね・・。息子が、夫のような非常な男に育ったのが許せなかったのかしら・・。ひどい男でも息子ですが・・・・。このあたり、もうちょっと考察が必要かも。)

そのゼウス(木星)の正妻は、姉のヘーラ(ジュノー)。
ゼウスは熱烈に求婚しましたが、いざ結婚すると、浮気を何度もくり返します(すぐ飽きて次へ行ってしまう)。
ヘーラ(ジュノー)は浮気現場を押さえて夫に恥をかかせたり、相手やその子供に嫉妬してひどい仕打ちを仕掛けたりと、復讐に燃えますが、ゼウスは動物に変身したり工夫を凝らしたりして妻を出し抜いていきます。
そんなゼウスも独占欲が強く、妻に色目を使う男は許しません。
ふたりの間に口論は絶えず、ゼウスは妻に暴力を振るったりもします。
でも、こんな修羅場を経験しても、二人の愛は周期的に蘇ります。
ヘーラ(ジュノー)は、アフロディーテ(金星)から魔法の金の腰帯を借り、ゼウスを色っぽく誘って交わり、欲望を満たしたりします。
また、身を隠して、ゼウスに必死に探させたりと、エピソードはいろいろあるようです。

ここで注目すべきは、ヘーラ(ジュノー)は嫉妬深いものの、被害者ぶって自分の不幸を哀れんだりしない点。
気概と才覚を持って反撃に出ます。
ふたりは尊敬しあいながら、傷つけあい、怒りをぶつけ合うという、
仲いいんだか悪いんだか・・というような婚姻関係を続けていくのでした。
ヘーラ(ジュノー)・・たくましく、したたかです。。。

さて、ゼウスの姉には他にヘスティアー(ベスタ)がいます。
かまどを守る女神です。
ヘスティアー(ベスタ)は、名高い男たちの求婚を断り、ゼウス(木星)の額に触れて永遠の処女を誓いました(ゼウスと結婚しても処女を通す)。
ゼウス(木星)は感激し、あらゆる犠牲の祭典の分け前を最初に与えられる権利を与えました。
ベスタは、かまどを守る理由から、義務、犠牲、制限、処女性、性生活の犠牲、制限などの意味があります。

浮気性のゼウス(木星)の心を射止めるために、処女の誓いをするヘスティアー(ベスタ)。
ゼウスと交われば飽きられて捨てられてしまうかもしれないことを考えての決断でしょうか・・・。
ちなみに、アテーナー(ゼウスの娘、パラス)やアルテミス(ゼウスの娘、月)といっしょに、アフロディーテ(ゼウスの娘、金星)に冷たい態度をとっていたそうです・・・。女性同士の嫉妬いじわる共謀・・・。
(つまり、ゼウスの娘同士の仲は悪かったということですね)

アフロディーテ(金星)は・・アテーナー(パラス)は・・ペルセポネーは・・
これまた、なかなかたくましいところがあるのですけれど、
長くなるのでこのへんにします~。

女性は、神話の中でもたくましく、したたかだというお話でした。
(気分が悪くなった方、ごめんなさい・・・☆)

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<牡羊座第2グループ>

『抽象的な思想を育てる』

第一グループで存在を明確にして居場所が定まり、
第二グループでは感受性を育みます。

牡羊座においての感受性とは、人間的なものというよりは、
抽象的な概念や、宇宙的な原理などについて直接理解し、
世界を根底から動かしている統合的な法則などを知ることです。

誰も気づかなかったような大きな視点から観察される力が育成されるので、
なぜ人はこのような行動をするのか、なぜ人生にはこのような違いが出てくるのか、
などの、はっきりとした推論を見つけられることも多いでしょう。

牡羊座は行動的なサインだといわれますが、
この第2グループにおいては、さほど行動性は強くありません。
「理解すること」に重点が置かれているからです。

哲学的な能力は非常に高まるので、日常生活には直接役立たない
「人はどう生きるべきか」などという根本的なテーマについて、
深く真剣に考える人が多いでしょう。
細かい打算とか分別は働きませんが、その分、人間的な純粋性が高いので、
興味深い人柄になるでしょう。

数秘術や五行思想に基づく中国の占いなどは、この第二グループの人のお家芸になりやすいはずです。
文明創世記に生み出された古代哲学や神秘思想は、純粋な魂を持つ牡羊座には共鳴できるものなのです。

細かいことを考えるよりも、大局を直感的に理解するセンスがあるので、
他の人と行動の動機が違うことになります。
考える前に行動する牡羊座の特有の素早さはしっかりともっています。

数学的、哲学的、抽象的な分野で優れた能力を発揮します。
学者なども適しています。しかしいわゆる俗世界に適応するのは大変下手です。

☆火の星座の精神性や哲学性が現れているグループです。牡羊座らしい内に秘めた情熱が
感じられます。

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<3月26日のサビアン>
牡羊座6度『一辺が明るく照らされた四角』
環境の中に歯車として組み込まれ、自分が気力を出すとうまく行き、
手を抜くと急激に衰退するという、まるで環境の人柱のような生き方となるでしょう。
気力を奮い立たせて積極的に生きることが、この度数の人の成功の鍵です。
(環境や世界に対しての原理的な関心が始まります。)
何らかの状況に縛り付けられたとき、その自分の状況を深く考えることで大きな理解や知恵がわいてきます。
このプロセスの中で、大きな力を手に入れることになるでしょう。
ただし、それはかなり抽象的で精神的な事柄ですから、
具体的な仕事能力に貢献することはあまりないでしょう。
頑固者になる時期かもしれません。一度こだわると、とことんそれにこだわり続けることになりますが、こだわっている間は、その本質がまだ何か分かっていないことがあるということなので、それを途中で放棄しないほうがよいでしょう。

☆世界を構成する原理について関心を持つ度数です。
(後藤久美子さん、いしだあゆみさん、遠藤周作さん、佐藤栄作さん)

<3月27日のサビアン>
牡羊座7度『二つの領域でうまく自己表現している男』
二律背反的な原理の間を行き来することで、生き方にダイナミックな振幅を作り出すことができる人です。
平穏で安定した人生ではなく、劇的なうねりの大きな人生になりますが、いつまでも生き生きとした感性が続きます。
(いかなる意志や行動にも反対的な要素があることを知り、それをクローズアップすることで人生の陰影を理解したり、生活をドラマチックにしたりするのです。
光と闇、正義と悪、右派と左派、高いものと低いもの、裏と表など、
そうした二分化した構図で人生を捉えると、急に生命力が活性化するのです。
仕事を精力的に取り組んで、終わったら思い切り遊ぶ、という現れ方をする人もいます。)
生活の中で際立った対立概念が浮上してきます。
仕事ばかりしていると、付き合っている女性が足を引っ張るなど、反対の状況がクローズアップされてきます。
眠りを一気に醒ますような刺激がやってくることで、生活全体が生き生きしてきます。
スムーズに行くことよりも、スムーズに行かないことに真実味を感じるでしょう。

☆明暗の強い二極間の運動性をあらわす度数です。常に新しい刺激を求める牡羊座は、このあたりに現れているのでしょうか。
(宮本信子さん、田辺聖子さん、神田うのさん、ダイアナ・ロスさん)

<3月28日のサビアン>
牡羊座8度『風になびくリボンのついた大きな帽子、東に向いている』
環境や自然界を観察することで、世の中で働いている根本的な法則を理解します。
非常に敏感な感受性を持っているので、ちょっとしたことにも影響を受けやすくなりますが、影響から抜け出すのも早い人です。
(何かを知るときに、書物から知識を得るのではなく、実地の現象を観察し、物事を動かす根底にある自然界の法則についてコントロールする方法を模索することになります。
見えない雰囲気などに対しても敏感でしょう。機を察するのも早く、それらをうまく生かす生き方をすると良いでしょう。)
自分を押し付けることをやめ、周囲の状況に耳を傾けることで、自分が進むべき進路がわかります。
ただし周囲に翻弄されていると感じたら、動くことをやめ、しばらく静かに観察するのがよいでしょう。
目に見えない気配、予感、あるいは夢の暗示のようなものも、判断の材料として非常に重要です。
表に出ていることよりも、出ていないことのほうが大きな意義を持っている時期でもあります。

☆目に見えない気配や雰囲気を察知する敏感なアンテナを育てる度数です。
(水野真紀さん、青木功さん、篠原ともえさん)

<3月29日のサビアン>
牡羊座9度『水晶を凝視する人』
事態を全体的に把握できる能力があり、細部に対する観察に足をとられることなく、
傍観者として世界を見つめようとします。
数学的な能力や、象徴をうまく理解できる感性が発達している人です。
(その人なりの観察のしかたを会得することを示します。また、全体像を知る方法を身につけます。これをもとにして、細部にわたるさまざまな考え方やものの見方が決定されるのです。)
自分のおかれた状況を大きな視点から観察し、その意味について沈思する時期です。
物事を全体的に考えることが肝心です。
一つの工作に時間をかけて、この中で時間を見つめることも大きな成果が上がるでしょう。
集中力や、じっくりと考える能力を身につけるために、毎日一定時間、静かにしていられる環境を確保すると理想的です。

☆象徴を読み取る力が完成する度数です。
(江口寿史さん、坂本冬実さん、RIKACOさん)

<3月30日のサビアン>
牡羊座10度『古い象徴に対する新しい形を教える男』
世界を支配している法則について、自分なりの見解を作り出し、
それを人に教えたりする力がある人ですが、
他人に自分の考えを伝達するときに、いかにわかりやすく伝えるかという点では訓練が必要です。
(古いものを、時代とともに自分流に変更して伝えていきます。
まだ誰も知らない内容を表現することが重要で、それを他者に教えることで確信を深めようとします。)
新しいアイディアや考えが自分の中で熟成してゆき、発表したくなります。
しかしそれには勇気や大胆さが必要です。
自分の生き方を主張しようとしても、それをまったく理解しない人を相手にしなくてはならない場合もあり、かといって引っ込めるわけにもいきません。
ちゃんと理解してもらえるように表現することを、何度も練習すると良いでしょう。
そのことで自分でもはっきりしなかったことが明確になってゆき、
自信を持つことができるでしょう。

☆自分流のやり方を教えて、確信を得ていく度数です。
(舘ひろしさん、永井路子さん、エリック・クラプトンさん、ゴッホさん)

<参考引用文献>
・「決定版サビアン占星術」松村清著、学研
・「Stargazerで体験するパソコン占星学」小曽根秋男著、技術評論社

・「神々の物語。心の成長を導く教え」リズグリーンほか著、鏡リュウジ監修、柏書房

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