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2010年12月

『ノルウェイの森』村上春樹さんと松山ケンイチさん

映画『ノルウェイの森』を観ました。
登場人物(とくに主人公のワタナベ君や直子)のイメージが小説の方とマッチしており、なかなか雰囲気があって良かったです。
(緑さんやレイコさんは、ちょっと綺麗すぎるような・・・)

この小説を初めて読んだのは、文庫化された20年ぐらい前になるのですが、たしか世間はバブル好景気だったような気がします。
私は、貧乏な寮生活を送る内面モラトリアムな学生だったので、この小説を読みながら「ワタナベ君のような、来るもの拒まずでありつつ、どことなく個人主義的な生き方もあるんだ(そういうのがウケるんだ…)。」と思ったものでした。
これといった確固としたポリシーのなさというか、流れて生きていくような感じとか、でもなんとなく健康で健全なエリアの人だとか、そういうふうな印象を持ったのですが、これは、あの(好景気の)時代だからこそウケた登場人物だったのではないかと思います。
現在の、活動宮のハードアスペクト時代を生きるには、やっぱり改革力のあるゴツいハードアス持ちでないと…(このごろソフトだらけの人が難儀しているのを、よく見かけますので)。

で、村上春樹さんのホロスコープを見てみました。
ふ~むふむ。
なんというか、印象的には“関わり合いのなさ”というのが、よく表れているような感じがします。がっつりしたアスペクトがなく、土星が弱く、海王星が強いというような。

太陽は山羊座21度で社会的には脂の乗っている度数ですが、オーブ広めで拡散天体である木星や海王星とのアスペクトのみ(山羊座木星とはオーブ9度で合、天秤座海王星とはオーブ7度弱でスクエア)。
振り回されやすい優しげなキャラクターというのはこの部分ですね。来るもの拒まず。

月は双子座で、海王星や冥王星とソフトな小三角を形成。
会話中心に物語が展開して行くのは、やっぱり双子座ですね。登場する女性たちはよく語りますし、ワタナベ君も聞き上手というか、受け答えの絶妙なコミュニケーション能力は、この月と太陽(と、それぞれのアスペクト)ならではだと思います。
最近、小説を読みなおしましたが、ワタナベ君はじつにカウンセラー的ですね(女性に対して)。相手をけして否定せず、ワガママみたいなものも受け入れていって、相手の心を開いたり溶かしたりしている。
でもやっぱり、月がアスペクトしているのは、海王星や冥王星という日常とはかけ離れた彼方の星ですので、どこか遠いところを見ているような、日常につかまらないような部分があるわけです。

また、水瓶座に水星や火星合がありますので、考え方や行動面では誰の制約も受けないような頑固な部分(関わりを持たない個人主義的に見える部分)があるわけですね。
人を受け入れて振り回されている部分はありつつ、芯の部分では個として閉じているという(相手にとっては、受け入れてくれるけれども思い通りにならない人物)そんな感じ。
この水星と火星には、唯一土星が150度でアスペクトしています。
この部分は、小説の中では永沢さんで表れています。
天才的個性的で一匹狼風でありつつ、唯一、自分のポリシーを頑固に貫いている人物(土星が効いている)。
「自分に同情するな」「自分に同情するのは下劣な人間のすることだ」というのは、まさにこのアスペクトが言わしめていると思います。
けれど、土星のアスペクトがひとつだけ(しかも150度)というのは、やはり自分としても、何処にもつかまりどころがないような(人生にどう根を下ろしたらいいのというような)ジレンマに陥ったりするのではないでしょうかね。

金星は射手座で天王星とオポ。まさにこれは緑さんでしょう。面白すぎる自由奔放な女の子。登場人物の女性は、直子にしても、緑さんにしても、レイコさんにしても、一風変わった面のある女性ばかりです。むしろ、そうした女性だからこそ、ワタナベ君のハートを捕えるわけです。永沢さんと狩りに行った女性の中に、もし射手座金星に天王星オポを象徴するかのような素っ頓狂なおかしな女の子がいたら、物語はさらに複雑になったはずです(でも、緑さんとキャラがかぶってしまう)。


映画でワタナベ君役をやっていた松山ケンイチさんの図を見てみると・・・。
太陽魚座で天王星スクエア、月は獅子座で金星火星(牡羊)や天王星(射手)とグランドトライン。魚座水星は土星とトライン。
太陽魚座なので、基本、人や雰囲気の流れの中で生きていく人ではありますが、何といっても四方八方に天王星が効いていますね。
ひょうひょうとしたイメージは、天王星が醸し出しています。
役柄によってみごとに演じ分ける憑依俳優と呼ばれているそうなので、海王星タイプかと思ったのですが、天王星とは意外でした。
火のグラトラ持ちなので扇動力がありますし(特に女性にとっては元気が出て楽しいですね)、ありきたりでないオリジナルな生き方をしていく人です。
松山さんは、海王星の強いぼやけたワタナベ君という人物を、(松山さんの)天王星でもっとメリハリをつけて(でも魚座なので、基本優しい)、若々しさや健やかさ(火の成長力)のムードで引っ張っていくようなエネルギーを加味して表現されているのではないかと思います(そのぶん、永沢さんが遊び人風に強調されてしまいますが)。

そういえば、松山さん、2012年にNHK大河『平清盛』に抜擢されたそうですね。
魚座に海王星が入りますしね。憑依にも磨きがかかりそうですね。
何といっても火のグラトラ持ちで扇動力がありますので、きっと平清盛でも松ケンブームが起こると思います。
(デトロイトメタルシティーはおもしろかった…。デスノートもブームになりましたしね。あの存在感。当時の中高生の髪形は、長めのシャギーで全部おっ立っているか、下に全部垂らしているかという感じでした。)

松山さんの活躍を、楽しみにしたいと思います。

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MONGOL800(モンパチ) キヨサクさん

先日、小田和正さんの『クリスマスの約束』という番組を観ました。
それに参加されていたMONGOL800(モンパチ)のキヨサクさん。
「小さな恋のうた」のところで、“こ、この人は!!”と電流が走って、10回以上は巻き戻して観てしまいました。
モンパチというと、元気な金髪のお兄ちゃんたちがやっているロックバンドというイメージでしたが、あれから何年かたった今は、だいぶ大きくなった体つきで、包容力や温かさがにじみ出ていて、声も落ち着いた渋さがあって、でも遊び心がふつふつと沸き出ていて、何とも言えないイイ感じ(会場を良いムードに巻き込んで)を醸し出していました。
なんていうのか、聴いている人の心のけんこうな部分を引き出される感じ・・・・?(たとえば、体つきの大きい沖縄のおばあさんが、両手を広げて迎えてくれて、「なんくるないさ~(なんとかなるさ~)」とか言ってくれるようなイメージというか・・・なんとなくわかりますかしらね。)
若い10代の人たちが、大勢でこの歌をうたっているCMがありましたね。
なんか、そんなふうに、みんなで歌いたくなります。


そんな、キヨサクさんのチャートを見てみました。
お~~。すごいです。
太陽は水瓶座、天王星スクエア、冥王星トライン、海王星60度の小三角。
普通の人間を超越して世界人類的な視野を持つという水瓶座に、天・海・冥という常識の枠を超えた天体とのアスペクトですので、宇宙レベル的にスケールの大きい生き方をする人です。

それに対して、月は蟹座で木星土星スクエア、火星とトライン。
沖縄の郷土や家族や仲間を愛し、古きを大事にしつつ、新しい人もウェルカムなのが持ち味です。とても真面目ですが、とても優しくておおらか。

月蟹座&太陽水瓶座という150度のチグハグさは、実に興味深いですね。
沖縄で、身内でこじんまりやっていたものを、世界人類レベルにまで広げていくというのが、キヨサクさんの人生のテーマになります。
太陽に天王星がスクエアの人は、アウトサイダータイプですし、キヨサクさんの場合は水瓶座ですので、郷土(沖縄)の抱えている問題を唄わずにはいられないと思います。
また、天秤座の木星&土星スクエア持ちですので、「人見知りなんてしてないで、もっと広く(芸能界)デビューしろ」と世間からけしかけられて広げられていく図ですね。
さらに、今年(来年)の活動宮Tスクエアの影響で、ますます人生が大きく変わってきているこの頃だと思います。

この月に対するカーディナルクライマックスは、郷土沖縄の危機的状況というのも表している(彼にとって心を痛める問題であるとともに、自分を根本的に変える出来事でもある)のではないでしょうか。
さらに、ネイタル太陽の上にトランシット海王星がずっと(2009年あたりから)ウロウロしていますので(途中、木星も乗っていた)、夢や理想の方向へ大きく広がるように後押しされていますしね(同時に体も大きく…)。
そしてさらに、今年(2010年)は、サターンリターンの年でしたので、特に対人面(仕事にまつわる)での書き換えが彼の中で猛烈に行われていたという、大変化の(始まりの)年だったのではないかと思います。

海王星は4月に魚座に抜けますが、抜けた先にはネイタル水星が待ち構えていますし(仕事面や歌詞などの歌作りに海王星の影響が加わる)、活動宮にいる冥王星や天王星は、まだまだキヨサクさんの月や木星土星を刺激し続けますので、まだまだ、世界人類(宇宙)レベルの水瓶座太陽への道へと変化を促されつづけそうですね(現在、太陽期ですので、太陽を開発している時期なのですね)。

これからの活躍が、とても楽しみです。
注目したいと思います。

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