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『植物男子ベランダー』登場人物の関係考察

このところずっと『植物男子ベランダー』というドラマにハマっていました。
終わってしまってほんとうにさみしいです。
田口トモロヲさん演じる主人公。名前は…“ベランダー”というふうにHPに書いてありますね。正式な名前は特にないのでしょうね。
ドラマの中でも「オレは、馴染みの花屋に向かった」というふうに、オレという一人称で語っていますし、他の人に名前を呼ばれているふうでもなかったし、第一このドラマ、ちゃんとした名前がついている人が少ない(謎の男とか、蓮の男とか、宅配便の男とか)。

さっそく、田口トモロヲさんのチャートを見てみましょう。
田口さん、太陽射手座で冥王星スクエアですね。太陽冥王星スクエアの人を、米国のノエル・ティル先生は「布団の下に手榴弾を隠し持っている」というふうに表現しています。一見すると(このドラマでは)普通のおじさんのような風体でありながら、ちょいちょいハードボイルドのテイストが入ってきたり、いろいろな事件が巻き起こってちょっぴり挫折感があったり孤独的であったりもするわけですが、しかしそこから、自分なりの哲学を生み出していく(毎回ドラマの最後に、そんな感じの自分語りがある)そんな様子が、この射手座太陽に表れています。

月は魚座でリリスと合、土星とスクエア、火星とトライン、海王星と135度、金星と72度。 魚座月リリス合で土星とスクエアですから、かなりセンシティブですよね。苦労性でカオス的なものを引き寄せる。ドラマの中で、さまざまなユニークでイタイ登場人物が次々に現れるというのも、大いに納得です。マイナーアスペクトですが海王星や金星と角度をとっているというのも、はかないような美しいような幻想的なイメージを加味していて、トータルで「オモシロ苦労はかなさ」というニュアンスを、このドラマに味付けしています。
また、魚座(月)と射手座(太陽)のチグハグなコンビネーション(さらに言うと金星は山羊座、火星は蠍座)も、ユニークさを増幅しています。ボタニカル・ハードボイルドという斬新なキャッチがぴったりハマるのも納得ですね。女性宮が多いから、植物男子のイメージのほうが割合が大きいですが。

でも田口さん、きっと若い頃はがっつり挫折感を味わったりしたんだろうなぁ…(ドラマではバツイチのフリーライターという設定)。
コアなファンの視聴者は、そんなところに密かに共感しているのではと思いました。
「植物寅さん」という絶妙なネーミングを付けていらっしゃる方をTwitterで見かけましたが、まさにそんなドラマですね。


気になる登場人物との関係を見てみましょう。
まず、馴染みの花屋の店員、楓さん(岡本あずささん)。主人公は密かに想いを寄せていますが、プチ失恋もしています。
楓さんは、太陽蟹座&月魚座の、まさに癒し系の女性ですね。主人公も月魚ですから、楓さんにホッとしたり癒やされたりします。そして、主人公の海王星と、楓さんの月や太陽がトライン(つまりグランドトライン)で、さらに言えば楓さんの火星とオポもありますから、主人公は「夢や癒やしや悲しみや切なさ」といったものを大いに揺さぶられるわけなのですね。単なる恋愛ではなく、もっと精神的なもの(夢)が、2人の関係にあらわれていると思います。

では、衝撃的な登場だった多肉好き枯れ専植物女子の神善寺穂なみさん(高山都さん)との関係はどうでしょうか。
なんと、主人公の太陽の上に天王星を乗せ、水星の上に海王星を乗せ、金星の上に水星リリス合を乗せていますので、もう言うことやることなすこと、びっくり大撹乱ですね。彼女が登場すると、主人公は振り回されて、すごくオモシロイです。ほんとうは彼女、山羊座水星リリス合なので、むっつりエロ発言を連発する人なはずなのですが、心配症で禁欲的なお母さんに止められているので「男の人に背中を見せてはいけない」とか、護身用のスタンガンをやおら出して主人公を宙に飛ばしてしまったりするわけです。でも、主人公の金星とは合なので、きっと(主人公は)かわいいと思っているのではないでしょうか^^

では、馴染みの花屋の店長さん(安藤玉恵さん)との関係はいかがでしょうか。
店長さんは獅子座に太陽と土星、主人公は射手座に太陽と土星を持っていて、それがトラインになるので、似たもの苦労性同士で気が合いますね。さらにドラゴンヘッド同士が合、主人公の金星に店長の月が合ですから、ほんとうに気が合います。でも恋愛には…発展しないかな…。

では、後半で衝撃的な素性が明らかになった、馴染みの花屋の店員、立花くん(小林竜樹さん)との関係は?
立花くんは太陽木星金星が双子座。主人公の射手座の太陽とオポジションになります。対向の星座はパートナーですから、金星持ちの立花くんが主人公に恋してしまうのは大納得なわけです。でも対向星座は苦手意識を感じやすい星座でもありますから、主人公のほうは逃げてしまうわけです。さらに主人公の火星の上に、立花くんは冥王星とリリスを乗せてしまいます。主人公のオス的要素を根底から変容するようなダークな欲望をしかけてくるわけですから、これは大変。いっしょにサウナに入ったら、これはもうまさに根底から変容してしまいますョ。

つぎに、度々登場する、隣人の田中さん(古館寛治さん)は?
この方、生年月日を調べていてびっくりしたのですが、主人公より10歳近く年下なんですね(見えない…)。
田中さんは、牡羊座に太陽と土星持ちですね。主人公が射手座太陽土星、店長が獅子座太陽土星ですから、みんなどこか苦労性で似たもの同士の仲良しです(素晴らしき人選)。さらに、主人公の金星に田中さんは月を乗せている(店長もここに月を乗せている)。また、田中さんの金星水星は魚座ですので、主人公の魚月とも合いますしね。男星座の太陽と、女性星座の月金星をふたりとも持っていて、ちょっとチグハグな植物男子のおふたりです。蓮の花が枯れてしまって落ち込んでいるところを慰められるのは、田中さんしかしない。まさにそんな好人物なお隣さんです。

次は、またまたとても刺激的な人物「盆栽はイイよぉ~」と耳元でささやく茂木梅吉さん(松尾スズキさん)。
茂木さんは、太陽射手座、月は獅子座ですね。つまり、主人公と店長と田中さんとこの茂木さんは気の合う同士のテッパンメンバーですね。なんでしょう、この火の星座の多さ。
茂木さんは、蠍座金星海王星合に魚座木星トライン持ちで、その金星を主人公の火星に乗せています。盆栽に対するうるわしい愛情を、主人公の意欲にぶつけて鼓舞させていますね。でも、盆栽愛を語っているようですが、ほんとうは主人公の“男”に惚れていると思いますw(「キミはステキだよぉ~」とほんとうは言いたいのでは)。

ほんとうにおもしろい番組でした。
『植物男子ベランダー』シーズン2を、ぜひ希望します♪

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