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『Nのために』関係図

『Nのために』終わってしまいました。良いドラマでした。
湊かなえさんのドラマは、好きでよく観ています。

湊さんは1973年生まれ(生年月日不明)、土星が双子座と蟹座を行ったり来たりしている年です。(木星は水瓶座、天王星は天秤座、海王星は射手座、冥王星は天秤座)
土星が双子座・蟹座というと、「知識やきょうだいや学校での競争意識」「家族関係」が、背負うテーマになりやすい生まれですね。
湊さんの書く題材は、学校でのいろいろと親子関係が多いですね。土星をテーマにした小説を書かれる方なのだと思います。

登場人物は、中学生と、親と、20代半ばから30代前半の若者が多いです。これは、14~15歳の土星の最初のハーフリターン(土星同士が180度になるタイミング)と、44歳くらいの2回目のハーフリターンと、29歳~30才のサターンリターン(土星が360度一週回ってくるタイミング)に相当しそうですね。
土星が約7年ごとにハードアスペクト(0度、90度、180度)をとるタイミングというのは、それまでのルールや常識や枠としていたものを見直して(主に親から教えすり込まれたもの)、軌道修正する意味合いです。とくに、180度、0度というのは、変化の大きい時期ですね。たとえば、14歳は、親のルールに反抗して自分なりのルールを見つけ始める反抗期、30歳は、親のルールを完全に見直して自分なりにやっていく時期、44歳は、さらにそれをもう一度見直す時期(子どもから突きつけられて気づくケースも)。

湊さんの小説では、土星を見直す際に、友だちや周囲の人達との関わりが欠かせないものとなっています。土星の常識的な枠を壊して、新しい自分を打ち出し自己実現していくのは天王星の役割。湊さんの世代は天秤座に天王星がありますから、人との出会いというのがとても大切になってくるのでしょう。また、社会的成功モデルとなる木星は、人道主義的な水瓶座。夢や理想をあらわす海王星は、自由な意思や哲学性を持つ射手座にありますので、そうしたものも加味したストーリーが描かれていると思います。

『Nのために』は、主人公たちが中学生の時(14~15歳)と、大学卒業する年から10年後(32~33歳)の葛藤がテーマになっています。ちょうど土星ハーフリターンと、サターンリターンの時期に当たります。サターンリターンは29~30歳ですが、ソーラーアークの土星がその30度後に進んでいるので、内面までしっかり見直しを完了するまでに(N土星からSA土星までをT土星が通過し終わるまでに)3年かかるとも言われていますから、ちょうどその終わる時期にあたるお話ですね。

それでは、ホロスコープチャートを見てみましょう。
栄倉さんは、水瓶座太陽、射手座月。射手座には火星・土星・天王星が入っていて、隣の山羊座海王星とともに(オーブ広くとって)合、そこに牡羊座の金星がスクエアになっています。このアスペクト、広い世界へ向けて向上心でがんばっていく様子がよくあらわれていますね。主人公・杉下希美の、「社会的地位でもお金の面でも上を目指していく」役柄は合っていると思います。
成瀬慎司役の窪田正孝さんは、太陽は獅子座。窪田さんも、栄倉さんと同じく金星と土星・天王星・海王星のアスペクトをオポで持っています。
栄倉さんとシナストリーでみると、太陽同士はオポですので、まさにパートナーですよね。オポなので、すんなり交際が成立するわけでなない緊張感が漂っています。また、栄倉さんの金星に窪田さんの火星が合、窪田さんの金星に栄倉さんの火星がオポですので、恋愛の相性も良いし、金星にまつわるアスペクトも同じ種類を持っているので、この杉下役と成瀬役は、ほんとうにぴったり好相性ですね。

では、安藤望役の賀来賢人さんはどうでしょうか。賀来さんは、太陽・月蟹座で新月。山羊座に土星・天王星・海王星があってオポ。太陽は冥王星とトラインです。この人は、いろいろなことを乗り越えながら、ほんとうに頂点に立っていく人ですよね。家族を意味する蟹座でもありますしね。杉下希美さんは、この安藤くんと結婚していたら、野望を叶えられ、なおかつ家族的な幸福も手に入れられたかもしれなかったわけです。(でも、蟹座さんと水瓶座さんの相性は、ちょっとむずかしいものがあるかもしれませんね…)

野口貴弘・奈央子夫妻(徳井さんと小西さん)はどのようなつながりかというと、月-海王星という依存的な性質で組み合わさっているふたりです。奈央子さんのほうは月土星合に海王星がスクエアですから、自己犠牲的になっていくわけですね。
ちなみに、西崎さんと奈央子さんとの相性は、お互いに宿命的なものでつながり、恋愛面でも良く、奈央子さんの自己犠牲的な月に対して木星トラインで緩めてくれますので、相性は良かったのですが、やはり共依存の中毒状態には勝てなかったようです…。

警察官の高野さん(三浦友和さん)は、どのような立場だったのでしょうか。
三浦さんは水瓶座の太陽と月で冥王星とオポ。杉下さん(栄倉さん)と成瀬くん(窪田さん)の太陽-太陽に重ねていますので、宿命的な深いつながりが感じられます。また、ふたりの牡羊座金星-火星のところに木星をのせていますので、恋を応援する形。また、三浦さんも金星と天王星ゆるくオポのアスペクトを持ち、ふたりの金星-天王星のあたりにしっかり絡んでいます。
この3人(杉下、成瀬、警察官の高野)は、金星-天王星のつながりだったのですね。

金星-天王星というと「博愛や真理的な愛」のような意味合いを持ちます。
このドラマでは「究極の愛とは、罪の共有である」というふうに言われていました。もし本人たちがほんとうに犯した罪であるなら、冥王星や海王星の管轄になってしまいますが、そうではなく、これは、金星-天王星の「真理の愛」にもとづいた物語である、というふうに考えてよいのではと思います。

杉下さんは胃のがんにかかってしまって、余命が短いという状況でした。胃というと月、月というと母ですね。お母様と和解されて、恋愛の面でも希望が生まれたので、もしかしてこれから奇跡が起こるかも!?という希望的観測をして締めくくりたいと思います。

これからも、湊さんのドラマが放映されるのを楽しみにしています。

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